お役立ちコラム
タムシバが咲く山5選とハイキングコースを紹介
タムシバは早春に咲く花です。
花や葉から甘い香りがしたり、枝を噛むと甘みを感じられたりするところからニオイコブシとも呼ばれています。
この記事ではタムシバをハイキングしながら楽しめる5つの山や、タムシバの特徴などを紹介します。
さらにタムシバの花を堪能した後におすすめの温泉もお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
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タムシバの咲く山5選
まずはタムシバの咲く山を5つ解説していきます。
- 御在所岳
- 観音山
- 有子山
- 半作嶺
- 金剛山
それぞれ見ていきましょう。
山①:御在所岳
最初に紹介する山は、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある「御在所岳」です。
標高1,212mで、日本二百名山に選定されています。
山の麓には湯の山温泉があり、1年を通して多くの観光客で賑わっています。
御在所岳はロッククライミングができる岩場があり、難易度の高い場所に挑戦したい方にも人気の山です。
また奇岩が多いことでもよく知られています。奇岩のなかでも有名なのが、絶対に落ちない岩「地蔵岩」です。
受験シーズンには合格祈願をしに、多くの学生や家族が訪れます。
そして御在所岳の麓と山頂を結ぶ「御在所ロープウェイ」も、多くの方が訪れる理由の1つです。
御在所ロープウェイは全長1,212mで、約12分間の空中散歩を体験できます。
空から御在所岳はもちろんのこと、四季折々の美しい花を眺められます。
御在所岳では4月頃になるとタムシバの白い花が咲き始め、赤いアカヤシオとのコラボレーションが圧巻の景色を作り出します。
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山②:観音山
2つ目の山は兵庫県西宮市にある「観音山」です。観音山は標高526mの低山です。
麓には鷲林寺があります。鷲林寺は紅葉の名所としてよく知られています。
真言宗の寺院で、鷲林寺から観音山に登るコースが2つ整備されています。
「パノラマルート」は急な登りが多く、「せせらぎルート」はなだらかな地形でハイキングを楽しめます。
ほかにも奥池や剣谷、六麓荘などから登るルートもあります。
タムシバは観音山の至る所で見られるので、ハイキングしながら白い花に癒されるでしょう。
山③:有子山
「有子山」は、兵庫県豊岡市出石に位置する標高321mの山です。
有子山は低山ですが、場所によって傾斜がきついところもあるので注意しながら登りましょう。
約1時間で登り切れます。有子山の頂上には、1574年に山名祐豊によって築かれた有子山城跡があります。
山頂からは出石町を一望できます。絶景パノラマを見て、登山の疲れが吹き飛ぶでしょう。
また春にはタムシバに加えてソメイヨシノが咲き誇り、登山客の目を楽しませます。
山④:半作嶺
引用:半作嶺
4つ目に紹介する山は「半作嶺」です。和歌山県に位置し、標高約893mあります。
関西百名山の1つに数えられています。半作嶺の左側にあるのは「三ツ森山」です。
春になると、縦走路にはタムシバが白い花を咲かせています。
また山頂にもタムシバが咲いていることがあります。
山⑤:金剛山
最後の山は奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村の境にある「金剛山」です。
標高は1,125mで、「葛木岳」「湧出岳」「大日岳」の3峰から構成されています。山頂からは大阪平野が一望できます。
金剛山に咲くタムシバは、4月から5月頃に見られます。
金剛山にはタムシバによく似たコブシも咲いています。ハイキング途中だけでなく、駐車場でもタムシバを観賞できます。
タムシバを楽しむハイキングコース
タムシバを存分に楽しみたい方は、山腹から尾根によく注目しながら登山するとよいでしょう。
また花や葉、枝からも甘い匂いを楽しめるのがタムシバの大きな特徴です。
ただタムシバを眺めるだけでなく、嗅覚を敏感に働かせるとよりハイキングの満足度が高まるでしょう。
またタムシバが実をつけると、印象が大きく変わります。白い花とは違うかわいらしさを感じ、癒されるでしょう。
タムシバとよく似ていて間違えられることが多いコブシは、平坦地に咲いていることが多いです。
タムシバとコブシの違いは、後で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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タムシバの花が見られる季節
タムシバの花は、通常4〜5月頃に咲き誇ります。ただ高緯度なところはもう少し遅くなる可能性があります。
またタムシバは本州や四国、九州の山地に自生しているのが一般的です。
日本海側には多く見られますが、東北や関東地方の太平洋側には少ない傾向にあります。
タムシバの花の特徴
タムシバの花は白く、葉が展開する前に6弁の白い花を咲かせるのが特徴です。
タムシバの花には精油が含まれているため、蕾の部分が生薬のシンイに使われることもあります。
実がなるのは8月から9月頃です。実は赤く色づき、垂直に下に伸びて実をつけます。
タムシバに似ている花として挙げられるのが、コブシです。タムシバとコブシは花が酷似しています。
ですがタムシバには葉がないところや、コブシの花のほうが丸みを帯びているところなど、異なる点がいくつかあります。
また樹高が低いところや花の基部に葉がつかないところなども相違点です。
さらにタムシバは別名ニオイコブシと言われているように、花や葉から甘い香りを嗅げます。
枝を噛むと甘みが感じられるのも由来の1つです。ニオイコブシの名前は精油としても用いられ、販売されています。
タムシバの雄しべは棒状になっており、赤褐色です。一方で雌しべは緑色で、らせん状になってついています。
ハイキングをしながら花を楽しんだ後は
タムシバの花を堪能し、ハイキングを楽しんだ後は温泉で冷えた体を癒しましょう。
タムシバが咲く山の1つ目で紹介した御在所岳からアクセス抜群の場所に、「ホテル湯の本」があります。
御在所ロープウェイから徒歩1分の位置にあるため、ハイキングやタムシバを楽しんだ後にすぐ向かえます。
ホテル湯の本の大きな魅力は、リピーターが出るほど美味しいと評判の料理と自然を感じられる絶景露天風呂です。
料理を手がけているのは、厚生労働大臣賞や数々の賞を受賞した実績を持つ料理長になります。
日帰りの方もお楽しみいただけるプランも用意しています。露天風呂から見えるのは名古屋市街や伊勢平野などの絶景です。
また鈴鹿山脈に囲まれているので、鳥のさえずりを聞きながら温泉を堪能できます。
ホテル湯の本には露天風呂だけでなく、2つの貸切風呂や大浴場もあります。
貸切風呂「流星」は大人2人、子ども1〜2人が入れます。
2つ目の貸切風呂「緑山」は、大人2人と幼児1人が入れるコンパクトサイズのお風呂です。
マイクロバブルがついているため、子どもにとって特別な思い出になるでしょう。
なお、貸切風呂を利用するには、予約が必要です。
貸切風呂の料金は2,750円(税込)で、1回につき45分間お楽しみいただけます。
また入浴料も別途にかかるので注意しましょう。
ホテル湯の本の温泉を事前に確認したい方は、ぜひ「バーチャル見学」をご利用ください。
ホテル湯の本の温泉は、1日の締めくくりにご満足いただけるでしょう。
※入浴料は本記事執筆時点の情報になります。最新の料金は温泉ページをご覧ください。
まとめ
タムシバは春を感じさせる花の1つです。
春の花と聞いたら桜のイメージが強いですが、白の花を咲かせるタムシバも人気を集めています。
タムシバは全国的に分布しているので、気づかない間に目にしているかもしれません。
きっとハイキング中も美しい白の花と、甘い匂いをもつタムシバに癒されることでしょう。
ぜひ御在所岳に行ってタムシバを楽しんだ際には、ホテル湯の本にお立ち寄りください。
絶景が眺められる温泉で体を温めると、ハイキングや旅の疲れが軽くなるでしょう。
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この記事の
監修者
伊藤
御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館「ホテル湯の本」の営業企画責任者として勤務。趣味は登山とスノーボード。若いころは山岳部だったこともあり、鈴鹿の山々を歩いています。
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