お役立ちコラム
御在所ロープウェイ周辺を散策&ハイキング~おすすめ観光ルート~
鈴鹿山脈の山間にある湯の山温泉は、自然に囲まれた静かな場所です。
開湯1,300年以上の歴史を持ち、古の御在所岳で、修験者や修行僧らが山中を歩いていたとか。
昭和34年にロープウェイができてからは、気軽に御在所岳山上まで行けるようになりました。
鈴鹿国定公園に指定され、三重県唯一のスキー場があり、人気の観光地となっています。
山上公園を散策できて、世界のカモシカを集めた「日本カモシカセンター」もありました。
現在カモシカセンターはなくなりましたが、今でも多くの人々が御在所岳を訪れています。
この記事では、湯の山温泉に通って十数年、ロープウェイスタッフと交流を持ち、登山などを楽しんでいる『ホテル湯の本』の営業企画責任者の私が、御在所ロープウェイ周辺のおすすめ散策&ハイキングコースについて解説します!
* * *
- 散策ルート → 観光客向け。時間が限られている or 体力に自信が無い人向けに、御在所の良いところをかいつまんだコース。
- ハイキングルート → アウトドア好きなアクティブな方向け。時間をかけて御在所の山上を楽しみたい人向けのコース。
* * *
目次:項目選択でジャンプします
▼御在所ロープウェイまで徒歩1分!『ホテル湯の本』の日帰りランチ&温泉プランはこちら
御在所岳おすすめ散策ルート
「山頂に行って戻ってくるまでの時間はどれくらい?」とよく聞かれるため、簡単に説明すると、
- 上りロープウェイ片道で約15分
- 展望台に上がってぶらりと約30分
- 下りロープウェイが約15分
往復60分もあれば、最低限の観光・散策が可能です。
しかし、意外と山上公園が広いので、全てを網羅しようと思うと3時間くらいはかかるかもしれません。
それと天候に左右されますので、麓と山上の温度差に気を付けましょう。
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
→ 観光リフト ルートマップ (御在所ロープウェイ公式サイト) はこちら
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
①ロープウェイに乗車(湯の山温泉駅→山頂公園駅)
山麓の「ロープウェイ湯の山温泉駅」で、ロープウェイの往復乗車券を購入します。
チケットを購入したら右隣の改札口へ進み、チケットのQRコード(黒い四角いマーク)を改札口に照らすと、ゲートが開きます。
2階へ上がり、道順に従っていくと搭乗口へ行けます。
②朝陽台広場から絶景を望む
山上駅に到着して一番に目指す場所が、メイン展望台の「朝陽台広場」。
駅構内を道なりに進み、2重扉の外に出ると、すぐに階段がありますので(右側通行)で、上にあがっていきます。
開けた広場に出ると、下界を見下ろす展望台になっています。
▼空気が澄んでいると、伊勢湾を望む平野が広がるのが望めます。
③富士見岩展望台から富士山を望む
朝陽台広場から、さらに進むと木々を抜け階段を下りて「富士見岩」にたどり着きます。5分もかかりません。
巨大な岩に手すりが付いていて、岩を登ると絶景が見られます。
名前の通り、富士山が見えるビューポイントです。
ただし、よほど条件が揃わないと、日本一の山は見れませんのであしからず。
また、絶壁の富士見岩からは、ロープウェイの行き来が見られ、その向こうに断崖に立つ「大黒岩」も見ることができます。
時折 登山者が休憩をしているのに驚かれるかもしれません。
▼富士見岩。高いところが苦手な方は、近寄れないかも?!
④観光リフトに乗車(ロープウェイ駅→頂上駅)
山上公園には観光リフトがあります。
一度下って中間駅があり、また上がっていく一人乗りリフトです。
上った先に三角点(御在所岳頂上)があります。
また、冬場にはリフトを使ってスキーができます。
初級者コース、上級者コースのおよそ200mほどのゲレンデで楽しむことができます。
観光リフトは歩く速度並みにゆっくり動くため、ポールをしっかり握っていれば、さほど怖くはないと思います。
▼観光リフトでゆっくりと周りの景色を楽しめます。
⑤御在所岳頂上に到着
ここは山上一番の記念撮影ポイントなので、ぜひSNSで発信してください。
標高1,212mの頂です。
県境なので、見えない線を飛び越えて滋賀県へお入りください。
▼ここが御在所岳の山頂です。パチリ。
⑥望湖台から琵琶湖を望む
一等三角点から歩いて3分ほどで、望湖台に到着します。
大きな岩がゴロゴロしているので、足元に注意して歩いてください。
ちなみに、琵琶湖全体が見えるのではなく、奥琵琶湖の一部が見えます。
また、夕陽が綺麗に見えるスポットです。毎年9月に、サンセットイベントが催されます。
▼御在所岳の望湖台からの夕陽
⑦観光リフトに乗車(頂上駅→ロープウェイ駅)
観光リフトの下りは、右側にカモシカセンター跡地の茂みがあります。
運が良ければ、鹿が隠れているかもしれません。
⑧展望レストラン ナチュールでひと休み
できれば窓際の席に座って景色を楽しみたいです。
とりわけ東側の席は、名古屋から伊勢湾が一望でき、人気があります。
食券を販売機で購入してカウンターに出してください。
呼び出しベルを渡されるので、鳴りましたらカウンターで商品を受け取りましょう。
名物は「御在所カレーうどん」です。
▼テーブル席とカウンター席があります。
⑨ロープウェイに乗車(山頂公園駅→湯の山温泉駅)
改札口を通り、窓際を進んで階段を下ると搭乗口があります。
係員の指示に従ってロープウェイに乗り込み、麓に向かって出発です。
右手のすぐの岩場「大黒岩」を過ぎると、深い谷があり、顔をあげると鈴鹿セブンマウンテンの「鎌ヶ岳」「入道ヶ岳」が望めます。
山麓駅に着いて下車したら、そのまま進んで階段を下ります。
その際に、ギッフェリ(パン屋)や喜楽堂(大石焼のお店)に立ち寄り、ベンチに座って軽く休憩をしたり、ベルフォレ(土産屋)や モンベル御在所店(アウトドアショップ)でお土産や買い物するのもおすすめです。
【関連】御在所ロープウェイ施設内のおすすめショップ&レストラン
御在所岳おすすめハイキングルート
こちらのハイキングルートは、ロープウェイで登って、観光リフトを使わずに山上公園をぐるりと歩いて、おすすめスポットを巡るコースです。
動きやすい服装と靴を準備してください。
ハイキングにかかる時間は、約60分~90分が目安です。
無理せず、疲れたらベンチ等で休憩してください。
周りの景色、直物、新鮮な空気などを楽しみながら、山上を満喫してください。
①ロープウェイに乗車(湯の山温泉駅→山頂公園駅)
山頂駅までロープウェイで、山々や伊勢湾など地図で見ていた地形が、リアルで見れる感動をお楽しみください。
②朝陽台広場から絶景を望む
絶景はもちろん、双眼鏡が設置されているので覗いてみてください。
天気の条件が良いと、富士山が見えます。
③見晴し台から絶景を望む
朝陽台広場から少し下りたところに、見晴台の案内とともに、下へ続く階段が出てきます。
下りていくと、断崖絶壁の「見晴し台」です。
④富士見岩展望台から富士山を望む
大きな岩場の展望台です。少し滑りやすいので注意して歩いてください。
空気が澄んだ日には、富士山が見えるかもしれません。
年に数回しかないチャンスに当たればラッキーです。
⑤スキーゲレンデを通って山上を目指す
富士見岩展望台から続く小道を進んでいくと、アスファルトの道路に出ます。
そのまま道なりに歩いて「御在所自然学校」までいきます。
学校の右横にスキー場へ続く道があります。
グリーンシーズンは、スキー場が芝生になり、散策道が設けられます。
山頂へは、上級者ゲレンデを歩いて山頂(一等三角点)を目指します。
上級者コースだけに、勾配がキツイです。
⑥御在所岳頂上に到着
左手に観光リフト山頂駅を過ぎると、一等三角点のモニュメントが見えてきます。
他にも写真を撮りたくなるような標識などもありますので、決めポーズをどうぞ。
⑦望湖台から琵琶湖を望む
山頂から歩いていくと、望湖台から鈴鹿の山並がぐるりと見えて、壮大な気分になります。
琵琶湖は、北西方向を見ると、奥琵琶湖が少し見えます。
⑧鈴鹿国定公園記念碑でひと休み
昭和の頃は国定公園がステイタスにもなり、旅行会社を通して、多くの観光客がロープウェイに乗って山頂に訪れました。
最近では、国定公園と知る人は少ないです。
⑨長者池へ
階段を下りていくと木々の中に池があります。「長者池」です。
明治の時代に池の畔で霊験を授かった人がいて、撫でられると病気が治ったという都市伝説的な話から名付けられた池です。
⑩御嶽大権現へ
明治17年に、木曽の御岳神社の分霊を祀ったのが始まりです。
富士見台展望台からも木曽の御岳が望めます。
綺麗な道を上がっていくとありますので、参拝してはいかがでしょうか。
⑪展望レストラン ナチュールでひと休み
御嶽大権現を下り、アスファルトの道路を進んで行くと「御在所自然学校」を横目に通り、さらにどんどん進み上がっていくと、山頂駅に到着します。
ハイキングで疲れた足を休めるため、展望レストラン「ナチュール」で休憩を取りましょう。
普段見ることができない景色を眺めながら、御在所岳限定の食事やスイーツを頬張るのもおすすめです。
【関連】御在所ロープウェイ施設内のおすすめショップ&レストラン
⑫ロープウェイに乗車(山頂公園駅→湯の山温泉駅)
山上公園駅から下りのロープウェイで、御在所岳を忘れないよう、じっくりと窓からの眺めを脳裏に焼き付けてください。
現在10台だけ新型ゴンドラです。
従来のゴンドラより窓もが大きく、床に窓が2つあり、足元からも眺めが楽しめるようになっています。
~おつかれさまでした!~
【関連記事】ホテル湯の本の「トレッキングプラン」参加体験レポート~トレッキング初心者にもオススメ~
まとめ
散策コースが観光客向けなら、ハイキングコースはアウトドア好きなアクティブな方向けです。
自分のペースで歩いて、安全にお楽しみください。
アップダウンのあるコースですので、無理をせず 御在所岳の自然を満喫してください。
少し汗をかいたら、山麓駅の前にある『ホテル湯の本』で日帰りランチ&日帰り温泉などはいかがでしょうか。
当館自慢の 夜景も見える露天風呂 & リピーターも多い創作会席料理をお部屋で召し上がる宿泊プランもございます。
ぜひ、湯の山温泉エリアをまるっと1日攻略してみてください。
▼御在所ロープウェイまで徒歩1分!『ホテル湯の本』の日帰りランチ&温泉プランはこちら
\あわせて読みたい御在所記事/
【関連】御在所ロープウェイ施設内のおすすめショップ&レストラン
【関連】御在所岳登山で知っておくべき基本情報まとめ
【関連】御在所岳と国見岳の奇岩・珍岩めぐり
\あわせて読みたい登山記事/
【関連】御在所岳登山で知っておくべき基本情報まとめ
【関連】国見岳登山で知っておくべき基本情報まとめ
【関連】鎌ヶ岳登山で知っておくべき基本情報まとめ
【関連】菰野富士の登山・ハイキング情報まとめ
登山客を応援!
ホテル湯の本は、
あなたの山登りをサポートします!
- 御在所ロープウェイ乗り場まで、ホテルから徒歩1分
- 御在所岳 裏登山口まで徒歩3分、中登山口まで徒歩30分
- トレッキングプランは、
中登山口まで無料送迎つき
※公式サイト予約限定特典、
冬季(鈴鹿スカイラン通行止め期間)は不可 - チェックイン前・チェックアウト後も、駐車場利用可能
- 翌日に登山する場合、
登山後の温泉入浴可能
[sc name=”supervisor_ito”]
Copyright © HOTEL YUNOMOTO. All Rights Reserved.