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鎌ヶ岳登山で知っておくべき基本情報まとめ

鎌ヶ岳登山

鈴鹿セブンマウンテンの一つである鎌ヶ岳 (1,161m) は、鈴鹿山脈の中でもアルプス感がある山として人気があります。

山頂下には大きく崩落したザレ場箇所がありますが、登山ルートもバリエーションに富み、初級者から上級者まで楽しめます。

ツツジ科や山野草など、様々な植物を見ることができ、5月頃が見ごろの「アカヤシオ」「シロヤシオ」も楽しみに登山されている人も多いです。

この記事では、御在所ロープウェイ乗り場前にある『ホテル湯の本』で営業企画責任者として勤務している私が、鎌ヶ岳登山の基本情報について解説します!

鎌ヶ岳登山の見どころ

見どころ①:山頂からの眺め

▼鎌ヶ岳山頂から南の入道ヶ岳を望む

鎌ヶ岳からの眺め

鎌ヶ岳に登頂すると先ず目に入るのが、東側に広がる伊勢湾や濃尾平野の眺めです。

強い風が吹きつけやすいところですが、天気が良ければ眺望も良く、名古屋はもちろん、御嶽山なども遠くに見えたりします。

手前の山では北東の方角に養老山脈、南を向くと入道ヶ岳や雲母峰が見えます。

ちなみに、湯の山温泉の女将の会「きらら」は雲母峰の山名が由来となっています。

 

見どころ②:山頂の山名板

鎌ヶ岳山頂

鈴鹿山脈の中でもアルプスを連想させる、標高1,161mの鎌ヶ岳ですが、山頂に「鎌ヶ岳」と書いた山名板が置いてあります。

この板を手に持ち、写真も撮ることができます。

木製?の、少し重たい厚みのあるプレートです。鎌ヶ岳登頂記念にぜひどうぞ。

鎌ヶ岳山頂

鎌ヶ岳山頂は、決して広くはないので、人が多いと休憩する場所に困るかもしれません。

ランチなどをする場合は、祠の南側に広いスペースがあります。

▼鎌ヶ岳山頂にある祠 (天照大神皇大神宮社)

鎌ヶ岳の山頂にある祠

▼鎌ヶ岳山頂の南側にある広いスペース (眺めも良い)

鎌ヶ岳の山頂南側

 

見どころ③:迫りくる大崩壊地

鎌ヶ岳(峠ルート)

この写真は、鎌ヶ岳の武平峠ルート途中から見た眺めです。

鎌ヶ岳の山頂直下が、大きく崩壊しています。

以前はガレ場で、上級者ルートとして登ることができたのですが、今は危険なので、立ち入れないようにロープ等が張られています。

安全なルートで登山を楽しみましょう。

山頂から下をのぞき込むと、足がすくみます。

武平峠ルートの途中から、全体を見ることができます。

 

見どころ④:アカヤシオやシロヤシオなどの花

春のトレッキングは花が咲く時期なので、登山中に花を見つけると、疲れが消えて和やかな気持ちになります。

その年によって異なりますが、ゴールデンウィーク頃から「アカヤシオ」、アカヤシオが咲き終わると「シロヤシオ」の花が咲くのを見ることができます。

他にも足元などに「イワカガミ」「バイカオウレン」「リンドウ」など小さな花が可憐に咲いています。

花を見るために山に登る人も多いと思います。

▼5月下旬に見られたシロヤシオ

鎌ヶ岳のシロヤシオ

▼登山ルート沿いに咲いていたイワカガミ

鎌ヶ岳のお花

また、花以外にも様々な植物を見ることができ、希少なイワザクラが自生していることでも知られています。

岩桜(いわざくら)

 

鎌ヶ岳の登山ルート

全体的に尖った感じの鎌ヶ岳ですが、難路も含めて5ルートあります。

  • 初級者向け:武平峠ルート
  • 中級者向け:長石谷ルート、長石尾根ルート、三ツ口谷/長石尾根ルート
  • 上級者以上:馬の背ルート

その中でも一般的なのは、

  • 武平峠ルート (峠ルート)
  • 長石谷ルート (谷ルート)
  • 長石尾根ルート (尾根ルート)
  • 三ツ口谷ルート  (谷から尾根ルート)

4つです。

 

各登山ルートの特徴として、

  • 峠ルートは距離が短いため、登山時間も最短ですが、最後の急登は注意が必要です。
  • 谷ルートは、長石谷ルートと三ツ口谷ルートの2つありますが、長石谷は後半にかなりの急登になるので、スタミナを温存したいです。
  • 尾根ルートは、最初と最後が急登でキツく感じます。

尖った鎌ヶ岳ですので、どのルートも最後に急登があり、小さなお子様連れでの登山は避けたほうがよいと思います。

 

馬の背ルート (尾根ルート) は地図で破線ルートになっていて、上級者以上になります。

三嶽寺の地内を一部通り (要許可?)、尾根に出て鎌ヶ岳を目指します。

 

鎌ヶ岳の登山ルートについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください

【関連】鎌ヶ岳登山~各ルートの特徴・所要時間等まとめ~

 

 

武平峠ルートの解説動画をYouTubeにUPしました

長石谷ルート長石尾根ルートの解説動画をYouTubeにUPしました

▼岩桜咲く(4月)長石谷ルートの動画をYouTubeにUPしました

 

鎌ヶ岳登山の注意点

注意点①:ヤマヒル

ヒルに刺されると、痛みも感じないのに気が付いたら足から血が流れていたりとか、小さなヒルが足にいたりとか、とにかく不快でそっと忍び寄る生物です。

多くの人が嫌いかと思いますが、鈴鹿の山はヒルが多いです。

一説によると、鹿が繁殖して増えすぎて、鹿が媒体となりヒルを広範囲に運んでいると聞いたことがあります。

とりわけ沢沿いを歩く際は、ヒル予防の対策をおすすめします。

過去に、当館に宿泊したお客様が、入道ヶ岳に登山されて、靴の中や靴下にたくさんのヒルがいて血まみれになって戻ってきたことを、ヒルを見るたびに鮮明に思い出します。

皮膚に付いたヒルを無理に引き剝がすよりも、塩やライター・マッチの火、アルコールなどを使ったほうが、上手く取り除けると思います。

あとは水で洗い流し、しっかり消毒してください。

予防策として、私は『ヒル下がりのジョニー』を愛用しています。

ご利用の際は、注意事項をよく読んでから使ってください。

▼スプレータイプ (携帯におすすめ)

ヤマヒル対策用のスプレー(イメージ)

 

注意点②:遭難

個人的な感想ですが、道に迷うよりも、岩場・ザレ場・ガレ場などで足を滑らせたりして滑落するほうが、危険度が高いです。

山頂直下に崩落した箇所があり、浮石に乗ったり、落石でケガをしたりして遭難に繋がりやすいです。

危険を避けるためにも、崩壊地を迂回するルートを利用しましょう。

天気の良い連休や紅葉の時期などは、登山客が多く、道に迷うことも少ないと思います。

ただし、他人の踏み跡を見て、それを正しいルートと間違えて道を逸れてしまわないようお気を付けください。

何かおかしいと思ったら、歩いたルートを引き返して、マーキングなどを見つけてください。

最近では、登山用GPS地図アプリもありますので、上手に利用するのもひとつの手です。

▼ガレ場など、落石にも注意したいです

鎌ヶ岳のガレ場イメージ

 

鎌ヶ岳登山に便利な駐車場

鈴鹿スカイライン沿いで、鎌ヶ岳登山に便利な駐車場を3ヶ所紹介いたします。

駐車場①:武平峠駐車場

名前の通り、武平峠ルートに便利な駐車場です。

鈴鹿スカイラインの武平峠 (武平トンネル) の三重県側滋賀県側に、駐車場があります。

三重県側に約30台、滋賀県側はトンネルを過ぎて左右に約15台駐車できるスペースがあります。

滋賀県側は、雨乞岳登山の駐車場にも利用されるので、早い時間で満車になりやすいです。

三重県側も、週末の天気の良い日には満車になりやすいです。

武平峠(三重県側)の駐車場

 

駐車場②:割谷駐車場 (中登山口に近い駐車場)

長石谷ルート長石尾根ルートに便利な駐車場です。

約80台 駐車できますが、御在所岳の中登山口に近いため、利用率がとても高く、週末は早い時間で満車になります。

御在所岳中登山口に近い駐車場

もう一つ、湯の山温泉街の中を通り、割谷駐車場に行く道もあります。

こちらは十数台しか駐車できないのと、道が狭く、対向できない箇所があります。

 

駐車場③:表道駐車場

鎌ヶ岳の三ツ口谷ルートを登るなら、表道駐車場が便利です。

道沿いに22台(軽2台含む)駐車できます。

道沿いに下るルートがありますので、御在所岳の表登山口 (石の鳥居などがある) を通り過ぎると、三ツ口谷登山口があります。

他にも、表道駐車場からヘアピンカーブ2つ下った道沿いにも駐車場があり、そちらも三ツ口谷ルートに便利です。(駐車場の名前は分かりません)

表道駐車場

 

まとめ

鈴鹿山脈の鎌ヶ岳を遠くから見た容姿は、尖がり帽子のような形をしていて、アルプスを感じさせる山です。

遠目では尖った山に見え、鈴鹿の「槍ヶ岳」に例える人もいます。

▼御在所岳から見た尖がりの鎌ヶ岳

鎌ヶ岳

ギザギザした鎌の刃に似た尾根 (鎌尾根) もあるので、山名の由来と何か関係があるのかもしれません (※諸説あります)

また、登山ルートも多くあり、峠・谷・尾根・沢・稜線など、シチュエーション別に楽しめます。

できれば一度だけの登山ではなく、何度もリピートして、さまざまな季節に登りたい山のひとつです。

山頂あたりが急登で、足元が滑りやすいのでお気を付けください。

駐車場も各登山口の近くにあるので便利です。

週末などは満車になりやすいので、少し早めに移動されると良いと思います。

*:*:*

湯の山温泉には、気軽に立ち寄れる日帰り入浴のできる施設が数多くあります。

忙しくて宿泊まではできない方でも、日帰り温泉で、日頃の疲れをゆっくりと癒してみてはいかがでしょうか。

 

ロープウェイで下山後、山麓駅のすぐ目の前にある『ホテル湯の本』でランチタイムはいかが?

▼お食事処で会席料理を気軽に楽しめる、ミニ会席プラン。ボリュームも程よくあり、リピーターも多いです。

ホテル湯の本 昼食一例(ミニ会席)

ランチと一緒に楽しみたいのが温泉

登山の後は、開放感ある温泉で汗を流して、景色を眺めながら疲れた身体を労わりましょう!

▼ホテル湯の本の絶景露店風呂。湯舟にゆっくり浸かってホッと一息…

ホテル湯の本 露天風呂(イメージ)

▼御在所岳の麓から、木曽三川河口エリアから名古屋方面を一望!天気が良ければ、遠くに恵那山、御岳山も見えます。

ホテル湯の本 露天風呂イメージ

ホテル湯の本 大浴場(イメージ)

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    冬季(鈴鹿スカイラン通行止め期間)は不可
  • チェックイン前・チェックアウト後も、駐車場利用可能
  • 翌日に登山する場合、
    登山後の温泉入浴可能
               

この記事の
監修者

伊藤

伊藤

御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館「ホテル湯の本」の営業企画責任者として勤務。趣味は登山とスノーボード。若いころは山岳部だったこともあり、鈴鹿の山々を歩いています。

YouTubeにて、
登山情報を発信中!

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