お役立ちコラム
ミツバツツジを見られる山10選!山梨県の山もご紹介!
私たちの目を楽しませてくれる美しい花との出会いは登山の醍醐味の1つ。なかでも、ミツバツツジは日本の山で見かける花の代表的な存在です。
ありふれた花ですが、それだけにさまざまな山で楽しめ、斜面一帯を赤紫色に染める光景は壮観です。
そこで、この記事では、ミツバツツジが見られる山を10箇所ご紹介します。春登山の際に、ぜひ参考にしてください。
▼御在所ロープウェイまで徒歩1分!『ホテル湯の本』の日帰りランチ&温泉プランはこちら
ミツバツツジを見られる山10選!
ツツジにはさまざまな種類がありますが、なかでも、ミツバツツジは関東から中部地方にかけて広く分布しており、民家の庭先などでも見られます。
一般的にピークは4月下旬から5月上旬とされていますが、標高の高い場所などでは遅れて見ごろを迎えるところもあり、長い間楽しめる花です。
ここでは、関東から近畿、九州にかけて、ミツバツツジが見られる以下の代表的な山を紹介していきます。
- 御在所岳
- 檜洞丸
- 井原山
- 滝上山
- 平岩山
- 妙見山
- 鶏足山
- 赤城山
- 東山公園
- 天城山
ミツバツツジを見られる山①:御在所岳
御在所岳は、三重県菰野町と滋賀県の境にある標高1,212mの山で、鈴鹿山脈の主峰を成し、日本二百名山にも選ばれています。
標高1,000m越えの山ですが、世界規模といわれるロープウェイが山頂まで通じているため、初心者や家族連れでも登山を楽しめるのが魅力です。
ふもとには温泉街もあるので、山登りの後で疲れた体を癒すのにも最適。1年を通して登山客でにぎわっています。
御在所岳は多様な植物が自生しており、山頂にある御在所山上公園では、3月下旬から6月上旬にかけて、ミツバツツジをはじめ、ヤマツツジやヨウラクツツジ、アカヤシオ、シロヤシオなど、たくさんのツツジの仲間が見られます。
【関連記事】「トレッキングプラン」参加体験レポート~トレッキング初心者にもオススメ~
【関連記事】全国シロヤシオの名所5選!〜登山中にあらわれる”白い羊”を求めて〜
ミツバツツジを見られる山②:檜洞丸
神奈川県の丹沢山地西部に位置する標高1,601mの檜洞丸は、丹沢山塊を構成する山の1つで、付近の山々とともに丹沢大山国定公園に指定されています。
丹沢山塊には珍しく、独立峰に近いため、西丹沢の盟主ともいわれます。
檜洞丸はツツジの名所としても知られ、見ごろを迎える5月下旬から6月上旬には、多くの登山客が訪れます。
登山道の1つに「ツツジ新道」があり、ミツバツツジやトウゴクミツバツツジ、シロヤシオなど、さまざまなツツジを鑑賞できます。
なかには富士山を背景にツツジが見られるポイントもあるので、ぜひ写真におさめてみてください。
ミツバツツジを見られる山③:井原山
井原山は、福岡県と佐賀県の県境にある標高982mの山で、脊振山地で2番目の高さを誇ります。
断層地形となっており、切れ落ちている福岡県側では、滝や渓谷などが多くなっています。
人気の高い花の名山で、4月から5月頃にかけて、美しいミツバツツジが見られます。
井原山のミツバツツジは、やや葉の小さなコバノミツバツツジが多いのが特徴です。
登山コースには、急な斜面もなく、だんだんと登っていけるようになっているため、花を見ながらのんびり山登りを楽しむにはぴったりといえるでしょう。
ミツバツツジを見られる山④:滝上山
京都府に位置する標高119.7mの滝上山は、丹後を代表するミツバツツジの名所です。
見ごろとなる4月中旬から5月上旬には、ミツバツツジで紫に染まった山と日本三景の1つ「天橋立」が一緒に楽しめる、とても贅沢なスポットになります。
滝上山のツツジは江戸時代にこの地をおさめていた藩主・永井尚長の時代に3万本が植えられたといわれる歴史あるもので、現在でも、宮津市からは登山道に沿って山の中に線を引くように色づくミツバツツジが見られます。
登山道では、両側にまるでトンネルのようにミツバツツジが咲き誇り、山頂の展望台からは宮津湾と天橋立を一望できます。
ミツバツツジを見られる山⑤:平岩山
京都府にある標高280mの平岩山は、滝上山と並んでミツバツツジの名所として知られます。
天橋立周辺でミツバツツジを楽しむ際は、滝上山や平岩山などを巡る登山コース「天橋立トレイル」がおすすめです。
滝上公園付近から滝上山裏参道に入り、滝上山山頂や平岩山、妙見山、題目山など山道を登ったり、下ったりしながらいくつもの山を回れます。
山道にはあちこちにミツバツツジが咲き乱れ、コース上には、いくつものツツジのトンネルがあります。
それぞれの山頂からは天橋立が望め、場所によって少しずつ見え方が変わっていくのも面白いポイントです。
ミツバツツジを見られる山⑥:妙見山
京都府に位置する標高370mの山で、天橋立トレイルコースの1つ。
妙見山も滝上山や平岩山と並び、ツツジの山として有名なところです。
登山道ではあちこちにミツバツツジが花を咲かせ、山頂では、南からのほぼ真っ直ぐな天橋立を見られます。
他の山と比べると標高も高く、道が急になっているところもあるため、登山の際には少し注意が必要かもしれません。
ミツバツツジを見られる山⑦:鶏足山
茨城県城里町に位置する標高430mの鶏足山は、登山向けの豊富なコースが整備されており、低山のため初心者にもおすすめです。
山頂からの眺望も良く、晴れた日には太平洋や釈迦ヶ岳、筑波山から富士山、浅間山まで見られます。
鶏足山には、昔、弘法大師がこの山を訪れたという言い伝えがあって、山の中には護摩焚きを行ったといわれる石も残されています。
さらに、鶏足山は隠れた花の名所でもあり、春に登山道を歩けば、あちこちに咲くミツバツツジの花を見つけられます。
ミツバツツジを見られる山⑧:赤城山
群馬県を代表する山である標高1,828mの赤城山は、黒檜山を主峰として7つの山とカルデラ湖から構成される複成火山です。
初心者から中級者まで豊富な登山コースが整備されているほか、山頂にはキャンプやワカサギ釣りボートなどのレジャースポットもあります。
赤城山はツツジの名所としても知られ、5月中旬から7月にかけてのピーク時には、登山道でミツバツツジをはじめ、レンゲツツジやヤマツツジ、シロヤシオなど、さまざまな花を見られます。
赤城山のツツジは10種類以上ともいわれるため、どこでどんな花に出会えるか、探してみるのも楽しいでしょう。
ミツバツツジを見られる山⑨:東山公園
佐賀県鹿島市にある日本三大稲荷神社の1つ、「祐徳稲荷神社」の外苑に位置する公園です。
四季折々を彩るさまざまな花の美しさが有名で、春は桜や菜の花、夏は朝顔、さるすべり、秋は紅葉にコスモス、冬は梅など、一年を通じて絶景を楽しめます。
なかでも、4月から5月にかけてはツツジの名所になり、山の斜面一杯に5万本といわれるミツバツツジの花が咲き乱れます。
斜面にはツツジの間を縫って歩いていける回遊路が設けられており、中腹の展望所からはふもとの神社を一望できます。
ミツバツツジを見られる山⑩:天城山
天城山は静岡県の伊豆半島に位置する標高1,406mの山で、川端康成の「伊豆の踊り子」でも有名です。
実は天城山といわれるピークは存在せず、万三郎岳と万二郎岳の2つの山頂に分かれています。
4月から5月にかけてはツツジ類が最盛期になり、ミツバツツジやトウゴクミツバツツジなどが花を咲かせるほか、珍しいアマギツツジも見られます。
アマギツツジは伊豆半島の山間部に自生するツツジで、鮮やかな赤い花を特徴としており、天城山からこの名がつけられました。
天城山に登る際は、ぜひとも、ここでしか見られないアマギツツジを見つけてみてください。
まとめ
登山では、比較的よく見かけるミツバツツジですが、斜面を紫色に染める様子には、やはり感動を呼ぶものがあります。
今度の春には、ミツバツツジの花を目的に登山を計画するのも良いのではないでしょうか。
ぜひこの記事を参考にして、さまざまな山の美しいミツバツツジを楽しんでみてください。
【関連記事】藤原岳登山の基本情報~花の百名山にも選ばれた、初心者でもトライできる山~
【関連記事】全国シロヤシオの名所5選!〜登山中にあらわれる”白い羊”を求めて〜
登山客を応援!
ホテル湯の本は、
あなたの山登りをサポートします!
- 御在所ロープウェイ乗り場まで、ホテルから徒歩1分
- 御在所岳 裏登山口まで徒歩3分、中登山口まで徒歩30分
- トレッキングプランは、
中登山口まで無料送迎つき
※公式サイト予約限定特典、
冬季(鈴鹿スカイラン通行止め期間)は不可 - チェックイン前・チェックアウト後も、駐車場利用可能
- 翌日に登山する場合、
登山後の温泉入浴可能
この記事の
監修者
伊藤
御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館「ホテル湯の本」の営業企画責任者として勤務。趣味は登山とスノーボード。若いころは山岳部だったこともあり、鈴鹿の山々を歩いています。
Copyright © HOTEL YUNOMOTO. All Rights Reserved.