お役立ちコラム
三重県四日市のB級グルメ「とんてき」ってどんな料理?おすすめのお店もご紹介
全国各地には、B級グルメやソウルフードと呼ばれる、地元の方がこぞって食べる絶品料理や街おこしのために開発されたメニューが多数存在します。
国内旅行や出張などで地方へ出かけた際は、ご当地の食材を使った名物料理はもちろん、B級グルメを目的に飲食店を選ぶ人もいるでしょう。
この記事では、三重県四日市市のB級グルメである「四日市とんてき」について、誕生したきっかけや作り方、おすすめの店舗を紹介します。
四日市とんてきを食べた際に、あわせて立ち寄りたい温泉街についても紹介しているので、四日市市を訪れる予定がある方はぜひ参考にしてください。
目次:項目選択でジャンプします ▼御在所ロープウェイまで徒歩1分!“ホテル湯の本”の日帰りプランはこちら
四日市グルメ「とんてき」とは
「四日市とんてき」とは、「とん(豚)」と「てき(ステーキ)」を掛け合わせた造語で、一言で言うと豚肉のステーキのことです。
ただし、単なる豚肉のステーキではなく、お肉の分厚さと濃い目のにんにくソースでソテーしてあるところが四日市とんてきの最大の特徴。
現在では、四日市市に限らず、全国各地で「とんてき」が提供されていますが、四日市市で食べられるとんてきは全く別物です。
とんてきの起源
とんてきが生まれたのは昭和の戦後の頃とされており、四日市の西新地エリアにある「来来憲」という中華料理店の看板メニューに「とんてき」がありました。
昭和52年の頃、来来憲の店主の息子さんが新たに店を構えることになり、現在の「四日市とんてき」の源流ができたとされています。
なお、一般社団法人四日市とんてき協会によると、四日市とんてきの定義は以下のとおりです。
- ソテーした厚切りの豚肉であること
- 黒っぽい色の濃厚なソースが絡められていること
- ニンニクが添えられていること
- 付け合わせはキャベツの千切りがメインであること
ちなみに、一枚肉の片側がつながっているグローブ状で提供される点も、四日市とんてきの特徴として挙げられます。
引用元:
・まつもとの来来憲|大とんてきとは
・一般社団法人四日市とんてき協会|四日市とんてきとは?
とんてきのレシピ
とんてきを作る際はロースを使うことが多く、赤身と脂身のバランスが重視されます。
とんてきの作り方は以下のとおりです。
- 豚ロースに5ヶ所ほど切り込みを入れて筋を切り、塩コショウを振って薄力粉をまぶす
- ボウルにソースの材料であるウスターソース、ケチャップ、しょうゆ、砂糖、酢を混ぜ合わせる
- フライパンに油を引いて熱し、スライスしたニンニクを入れてきつね色になるまで炒める
- 炒めたニンニクを一旦取り出し、豚肉の両面に焼き色がついて火が通るまで炒める
- フライパンにソースを回し入れ煮立たせる
ソースの材料は各家庭や店舗等でさまざまなので、ご自身で調べながら作ってみてください。
食べられる場所
四日市とんてきは、地元の定食屋や中華料理屋、ラーメン屋などで取り扱っていることが多いです。
また、三重県内の高速道路サービスエリア内にある飲食店でも、四日市とんてきを提供しています。
なお、三重県には各所に温泉地があり、日帰り入浴も可能な温泉施設も充実しています。
四日市とんてきを食べに来た際は、日帰り温泉にもぜひお立ち寄りください。
【関連記事】三重県のおすすめの日帰り温泉15選 | 日帰り温泉で癒されよう
とんてきが食べられるおすすめのお店
ここでは、四日市とんてきが食べられるおすすめのお店を4つ紹介します。
まつもとの来来憲
四日市とんてきを初めて食べるなら、まつもとの来来憲(らいらいけん)が特におすすめです。
起源のところで紹介したように、まつもとの来来憲は四日市とんてきが生まれたお店としても有名で、「大とんてき」は開店当時からの人気メニュー。
およそ250グラムの肩ロースを柔らかく焼き上げ、にんにくと特製ソースを絡めた濃厚な味付けは、地元四日市で働く方々に愛され続けています。
味付けは先代のときと同じメーカー・配合を守り続け、創業当時と変わらない味を堪能できます。
まつもとの来来憲の店舗情報
- 住所:三重県四日市市松本2丁目7-24
- 電話番号:059-353-0748
- 営業時間:11:00〜14:00、17:00〜20:00
- 定休日:月・火・祝日
- 公式サイト:まつもとの来来憲
引用元:まつもとの来来憲|大とんてきとは
隆座(たかくら)
四日市とんてきを食べるなら隆座(たかくら)もおすすめです。
隆座はオープン前から駐車場が満車になるほどの有名店で、三重県外から訪れる人もいるほど。
とんてきは売り切れ次第終了となるため、早めの入店がおすすめのようです。
隆座のとんてきは、定食・単品のどちらでも注文でき、お肉・にんにく・キャベツの量を選べます。
脂身が甘く、肉質も柔らかいとの評判で、青森県産のにんにくもほくほくの食感です。
隆座(たかくら)の店舗情報
- 住所:三重県四日市市赤堀2丁目6-8
- 電話番号:059-358-3322
- 営業時間:11:30〜13:30、17:30〜19:30
- 定休日:水・木曜日
- 公式サイト:なし
引用元:食べログ|隆座
一楽
一楽は近鉄四日市駅からすぐ近くにある中華料理屋で、地元の人はもちろん、出張で四日市市に来た人も多く訪れる人気店です。
一楽のとんてきは、グローブ状ではなく食べやすくカットされた大きさで提供されます。
また、四日市とんてきとしてはめずらしく、醤油ベースの味付けも特徴的。
見た目はかなりコッテリした印象ですが、赤身を中心としたお肉を使用しているので、思いのほかあっさりとした味わいです。
一楽の店舗情報
- 住所:三重県四日市市諏訪栄町10-2
- 電話番号:059-352-5073
- 営業時間:11:00〜14:30、16:30〜20:50
- 定休日:木曜日
- 公式サイト:なし
引用元:食べログ|一楽
あさひ食堂
あさひ食堂は、お昼時は食堂、夜は大衆酒場として営業しており、レトロな雰囲気があふれる外観・内装が特徴的。
あさひ食堂の四日市とんてきは、にんにくをしっかり効かせた濃厚な味付けが人気です。
付け合わせのキャベツやご飯が進むだけでなく、お酒との相性もバッチリ。
四日市駅からほど近い距離にあるので、電車で行くこともできます。
お酒好きな方には特におすすめしたいお店です。
あさひ食堂の店舗情報
- 住所:三重県四日市市諏訪栄町6-15 旭ビル1階
- 電話番号:059-352-7752
- 営業時間:11:00〜14:00、16:00〜21:00
- 定休日:火曜日
- 公式サイト:なし
引用元:食べログ|あさひ食堂
四日市市を訪れた際は湯の山温泉もおすすめ
湯の山温泉は、三重県北部の菰野町にある温泉街です。
四日市市からすぐ近くにあり、合計15ほどの旅館・ホテルがあります。
湯の山温泉周辺には、御在所岳やパワースポット、おしゃれなカフェなど、さまざまなスポットもあるので、四日市とんてきを食べつつ、湯の山温泉でゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
湯の山温泉にも日帰りで入浴できるホテルや旅館もあるので、詳細は以下の記事をご覧ください。
【関連記事】湯の山温泉の日帰り温泉5選|カップルや家族におすすめの貸切風呂
湯の山温泉周辺を観光するならホテル湯の本の利用がおすすめ
ホテル湯の本は、御在所ロープウェイ乗り場から徒歩1分の距離にあり、アクセスは抜群です。
ロープウェイに乗る際はもちろん、湯の山温泉街を散策する際の駐車場にも困りません。
露天風呂からは御在所岳や鈴鹿山脈の雄大な自然だけでなく、四日市市や名古屋市街を一望できます。
ホテル湯の本で利用できる温泉施設の詳細は、温泉ページからご確認ください。
ホテル湯の本の宿泊プラン
ホテル湯の本では、登山・トレッキングプランやファミリープランなど、お客様のニーズに合わせてさまざまな宿泊プランをご用意しています。
四日市とんてきだけでなく、三重県の名物である松阪牛や伊勢海老などを満喫できる会席料理をぜひお召し上がりください。
四日市市へ訪れた際は、少し足を伸ばして湯の山温泉に来てみてはいかがでしょうか。
プランの詳細は「おすすめ宿泊プラン」からご覧ください。
日帰りプランも充実
「一泊二日の旅行は難しい」という方に向けて、ホテル湯の本では、お部屋で昼食を食べられる日帰りプランもご用意しています。
温泉入浴料がサービスになったり、有料の貸切風呂が1回サービスになったりするプランもあり、ちょっと贅沢な時間を過ごすにはぴったりです。
まとめ
四日市市のB級グルメである四日市とんてきは、以下のように定義されています。
- ソテーした厚切りの豚肉であること
- 黒っぽい色の濃厚なソースが絡められていること
- ニンニクが添えられていること
- 付け合わせはキャベツの千切りがメインであること
濃厚な味わいでご飯が進むのはもちろん、お酒との相性も抜群で、多くの人の胃袋を鷲掴みにしています。
お店によって細かな味付けが異なるので、四日市市を訪れた際は、お気に入りのとんてきを探してみてください。
どこに行けばよいか分からない人は、本記事で紹介した店舗のなかから、最も気になったお店に行ってみましょう。
ホテル湯の本では、地元の名産品をふんだんに使用した料理が好評です。
宿泊だけでなく、日帰りでもコース料理を堪能できるので、気になる方は日帰りプランから詳細をご確認ください。
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この記事の
伊藤 御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館「ホテル湯の本」の営業企画責任者として勤務。趣味は登山とスノーボード。若いころは山岳部だったこともあり、鈴鹿の山々を歩いています。
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