お役立ちコラム
湯の山温泉の積雪情報!近年の状況や通行止めエリア・訪問時の注意点も解説
観光地へ訪れるにあたって、天候は誰もが気になるものです。
なかでも、冬季の観光においては、雪が降るのかや観光地周辺の路面の状況などに関して、予め確認しておきたい人もいるでしょう。
この記事では、湯の山温泉の例年の積雪情報を詳しくまとめました。
あわせて、冬季に路面が凍結するのか、湯の山温泉周辺の通行止めエリアについても解説しています。
湯の山温泉に冬季に訪れる際の注意点や冬におすすめしたい観光スポットも紹介しているので、日帰りや一泊二日の旅行を計画している人はぜひ参考にしてください。
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湯の山温泉の積雪はいつからなのか
そもそも湯の山温泉は三重県北部に位置しており、御在所岳を含む鈴鹿山脈の中腹にあります。
湯の山温泉の温泉街に雪が降り始めるのは、例年、12月に入った頃からです。
降り始めるのは比較的早いものの、積雪を記録するのは年に2〜3回ほどです。
御在所岳の麓に位置しているため雪がたくさん降るイメージかもしれませんが、雪の影響はさほど大きくないといえます。
湯の山温泉の近年の積雪状況
近年では温暖化の影響からか、湯の山温泉周辺で雪が積もることが少なくなりました。
先述したように、積雪を記録するのは数えられる程度であり、交通手段に影響を及ぼすような雪は降らないので、旅行などの計画は安心して立てられるでしょう。
冬季に路面は凍結するのか
湯の山温泉周辺で雪が積もることもあり、路面が濡れて朝晩に凍結する場合があるので注意が必要です。
例年、12月下旬頃から2月中の厳冬期においては、路面凍結の可能性があります。
加えて、湯の山温泉の温泉街は御在所岳の麓にあり、坂の勾配が急な場所も多いです。
早朝に車を運転する際は、スリップに気をつける必要があります。
あわせて、温泉街を散策する際なども、場所によっては凍結している可能性があるため、慎重に行動したほうがよいでしょう。
湯の山温泉周辺の通行止めエリア
冬季に湯の山温泉に向かう際、例年通行止めになるエリアがあるため、この点にも注意が必要です。
国道477号線(通称:鈴鹿スカイライン)の、湯の山かもしか大橋付近のゲートから滋賀県側の旧料金所付近のゲートまで、冬季は積雪により通行止めになります。
国道477号線は滋賀県側から湯の山温泉にアクセスする際の主要道路であるため、冬季はルートが限定され、迂回しなければなりません。
例年の通行止め期間
2023年において国道477号線が通行止めになっていた期間は、12月15日から2024年4月5日まででした。
積雪の状況によって通行止めを始めるタイミングは異なるものの、12月中旬頃から通行止めになるケースがほとんどです。
なお、3月下旬頃になると、かもしか大橋付近のゲートから中道登山口手前の駐車場まで通行できるようになるなど、気象状況やその年の天候によって通行止めが一部解除になることもあります。
いずれにせよ、厳冬期においては国道477号線を利用できなくなるため、関西方面から湯の山温泉に行く方は注意が必要です。
湯の山温泉に冬季に訪れる際の注意点
冬に湯の山温泉に行こうと思っている方は、以下の3点に特に気をつけましょう。
- スタッドレスタイヤは必須
- 滋賀県側からのルート
- 普段より暖かい格好を用意する
注意点①:スタッドレスタイヤは必須
湯の山温泉の温泉街で積雪を記録することはほぼありませんが、路面が凍結する可能性は十分あるため、スタッドレスタイヤは必ず用意してください。
先述したように、湯の山温泉は御在所岳の麓に位置しており、急な坂道も多いです。
日帰りで湯の山温泉に行く場合は問題ないかもしれませんが、宿泊する場合、翌朝の路面状況によっては車を動かせないこともあるでしょう。
普通タイヤしか持っていない場合は、湯の山温泉駅周辺で車を駐車して、バスやタクシーなどで移動する方法もあります。
宿泊する旅館やホテルによっては、送迎サービスを提供している場合もあるので、一度確認してみてもよいでしょう。
注意点②:滋賀県側からのルート
関西方面から湯の山温泉に向かう場合、先述したように冬季は国道477号線が通行止めになるため、ルートが制限される点は覚えておきましょう。
滋賀県から湯の山温泉に行く際は、国道421号線、または国道1号線で迂回する必要があります。
ただし、新名神高速道路を利用するのであれば、よほどの天候不順でない限り、移動の妨げになるものはありません。
また、名古屋方面から高速道路を利用する場合も特段の制限はないため、通常通り移動できます。
注意点③:普段より暖かい格好を用意する
冬に湯の山温泉に向かう際は、普段より暖かい格好をおすすめします。
湯の山温泉は標高約400mのところにあり、体感としてはやや寒く感じることも。
実際、標高が1000m上がると気温は6℃低下するため、湯の山温泉周辺は海抜0mのエリアに比べて、気温が2〜3℃ほど下がります。
また、御在所ロープウェイを利用して山頂まで行く場合、標高は1,200mほどあるので、寒さをより感じやすいです。
夏場は涼しく感じられる程度ですが、冬場は予想以上の寒さに見舞われる場合もあるため、意識的に暖かい格好を用意しましょう。
冬におすすめしたい湯の山温泉の観光スポット
冬に湯の山温泉に訪れる際は、以下の観光スポットが特におすすめです。
- 御在所ロープウェイに登って樹氷の観測
- なばなの里
御在所ロープウェイは湯の山温泉に行った際は外せない観光スポットで、紅葉シーズンは多くの観光客で賑わいます。
紅葉シーズンが終わった後におすすめなのが、樹氷の観測です。
冬になると御在所岳の山頂付近は雪に覆われ、エリアによっては樹氷ができます。
樹氷を見る機会はあまりないため、冬季に湯の山温泉を訪れる際は、ぜひ樹氷の観測をしてみてください。
また、なばなの里は湯の山温泉から車で30分ほどの距離にありますが、イルミネーションは全国的にも有名です。
毎年多くの方が訪れる観光スポットなので、湯の山温泉への旅行を計画している人は、なばなの里もプランに組み込んでみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、御在所岳で樹氷が見られる時期を詳しく解説しています。
【関連記事】御在所岳で樹氷が見られる時期は?アクセスや注意点を解説
御在所ロープウエイ利用時の注意点
冬に御在所ロープウェイを利用する際は、以下の点に気をつけてください。
- 暖かい格好が必要であること
- 12月1日から3月31日までのロープウェイの営業終了時間は、通常より1時間早いこと
- レストランや売店の営業時間も1時間短いこと
暖かい格好が必要であることは想像がつくかもしれませんが、麓に比べて気温は6℃ほど低下します。
加えて、山頂付近は強い風が吹くこともあり、寒さをより感じやすいです。
樹氷を観測するのであれば、ウィンタースポーツでも着用できるようなウェアを用意したほうがよいでしょう。
また、ロープウェイの営業終了時間に関して、冬季は上り線が16:00、下り線が16:20までとなっています。
山頂のレストランや麓のお土産屋なども、冬季は1時間前倒しで営業が終了するため、計画を立てる際は気をつけてください。
湯の山温泉周辺の観光地は、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】湯の山温泉周辺の観光地10選!観光を楽しんだ後は温泉に浸かろう
湯の山温泉のおすすめホテル・旅館
湯の山温泉には15ほどのホテルや旅館がありますが、以下の施設は特に人気を集めているのでおすすめです。
- ホテル湯の本
- アクアイグニス
- 寿亭
- グリーンホテル
ホテルや旅館ごとに提供される料理が異なるのはもちろんですが、同じ湯の山温泉のなかでも、施設によって源泉が異なります。
湯の山温泉に宿泊する予定の方は、温泉の泉質も含めて比較検討してみてもよいでしょう。
湯の山温泉に宿泊するならホテル湯の本
湯の山温泉に宿泊するなら、ホテル湯の本がおすすめです。
ホテル湯の本は御在所ロープウェイ乗り場から徒歩1分の距離にあり、温泉街を散策する際も便利です。
露天風呂からは雄大な鈴鹿山脈を見られるだけでなく、名古屋市街を一望できます。
貸切風呂も用意しているので、詳細は温泉ページをご覧ください。
また、お部屋で昼食を食べられる日帰りプランや、伊勢海老・松阪牛などの三重県名物をふんだんに使った料理を満喫できる各種宿泊プランもご用意しています。
冬季に湯の山温泉に訪れる予定がある方は、ホテル湯の本をぜひご利用ください。
まとめ:湯の山温泉の積雪情報について
湯の山温泉周辺に雪が降るのは年に数回ほどで、近年において積雪を記録することは少なくなりました。
ただし、標高400mほどに位置しており、温泉街周辺は急勾配な道も多いことから、路面の凍結には注意が必要です。
また、国道477号線が毎年12月中旬頃から翌4月上旬頃まで通行止めになるため、滋賀県側から湯の山温泉に向かう際は、迂回しなければなりません。
冬に湯の山温泉に向かう際は、スタッドレスタイヤを用意するのはもちろん、普段よりも暖かい格好を用意しましょう。
本記事の内容を踏まえて、湯の山温泉の旅行計画を立ててみてください。
ホテル湯の本では、期間限定プランや夫婦・カップルプランなど、工夫を凝らした宿泊プランをご用意しています。
御在所ロープウェイで樹氷観測に行ってみたい方は、乗り場まで好アクセスなホテル湯の本をぜひご利用ください。
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この記事の
伊藤 御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館「ホテル湯の本」の営業企画責任者として勤務。趣味は登山とスノーボード。若いころは山岳部だったこともあり、鈴鹿の山々を歩いています。
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